動物病院の抱える問題(計算業務)とは
動物病院に勤務する獣医師・動物看護士は日々、様々な計算業務に追われています。
- 疾患の診断・判定:一部の血液検査や心エコー図検査の測定値は特殊な計算式に挿入することで、特定の疾患の診断・判定を行うことができます。特に、心機能評価では非常に重要な意義があります。
- 治療薬の計算:体重が品種・個体ごとに大きく異なる犬猫において、注射薬や経口薬の適切な使用量を計算することは治療を行う上で不可欠な計算といえます。内服薬を処方する際には体重ごとにお薬の使用量を計算し、さらに何日分で合計何錠の錠剤を使用するのか計算しています。さらに、入院治療の際には注射薬の使用量や投与スピードを計算する必要があります。これらの計算ではミスは絶対に許されません。
- 健康管理の計算:病気ではなくても成長期や高齢の犬猫にどれくらい食事を与えれば良いのか計算することができます。でも、ご質問を受けても、忙しくて計算することができません。
このように、動物病院では多様な計算業務に追われていますが、カルテが山積みの状態で、患者さんが長時間待っているのに、計算式がすぐにみつからない、通常の計算機では計算できない式があって計算が進まないなど、診療業務に関する問題が山積みです。
AniCulator(アニキュレーター)とは
そこで、多忙を極める動物病院の計算業務を支援することで、診療を効率化し、さらには計算ミスを減らし、飼い主様の待ち時間を減らしたいという思いから、一石三鳥のスマホアプリ(AniCulator)を開発しました。
AniCulatorは動物病院に勤務する獣医師・動物看護師が日々こなしている多様な計算業務を円滑に正確に計算し、日常業務を効率化するために設計されています。
臨床現場の効率化と正確性を高めるための強力なツールです。
ぜひ一度お試しください!
主な特徴
- 多機能な計算ツール:注射薬の濃度計算、経口薬の投薬量の計算、栄養バランスの管理、心機能解析、百分比など、さまざまな計算が簡単に行えます。
- ユーザーフレンドリーなインターフェース: 直感的な操作で、すぐに使い始めることができます。
- 正確な結果: 計算結果の正確性を重視し、獣医療の専門知識に基づいた計算が可能です。
- ポータビリティ: スマートフォンやタブレットで簡単に持ち運びができ、どこでも利用できます。
アピールポイント
- 時間と労力の節約:手作業での計算に比べて、迅速かつ正確な結果を得ることができます。
- ミスの防止:自動計算機能により、人為的ミスを最小限に抑えることができます。
- 待ち時間の短縮:素早く正確に計算することで、飼い主様の待ち時間を減らすことができます。
- 専門知識の活用:獣医療の専門知識を活かした計算が可能で、より良い治療やケアが提供できます。
- 動物看護士向けの機能も多数搭載:獣医師だけではなく、動物看護士の方のスキルアップも支援しています。
アプリの機能
健康管理
- 人なら何歳:犬猫の年齢を人間の年齢に換算します。
- 必要カロリー量:一日の必要エネルギーを計算します。
- 適正フード量:1日に必要な食事量を計算します。
- 生年月の逆算:今の年齢から生年月を逆算します。
- その他:適正飲水量、消費カロリーなど
検査
- 百分比:白血球分画を計算し、白血球以上の原因を評価します。
- 網状赤血球産生指数(RPI):赤血球再生像を算出し、再生性・非再生性貧血を鑑別します。
- LVIDDN:僧帽弁閉鎖不全症の犬の左心室拡大の有無を評価します。
- PISA法:僧帽弁逆流量の複雑な計算が簡単に!
- Volumetric法:僧帽弁逆流量の複雑な計算が簡単に‼
- 標準化心室壁厚:犬の心室壁厚の肥厚を判定できます。
など
治療
- 錠剤総使用数から用量の逆算(内服中の錠剤の用量を計算)
- 錠剤の合計必要数の計算(使用する錠剤の投与期間から必要数を計算)
- 持続点滴薬の用量・調整法の計算
- 注射薬の1回注射量
- 点滴薬の投与量(脱水率から1hあたりの投与量、24hあたりの投与量を計算)
- 必要輸血量の計算
- など
AniCulatorはこちらからインストールできます(現在はiOSのみの配信です)。