AniCulator(アニキュレーター)とは

獣医師・動物看護士向けの計算アプリ

錠剤数の計算、簡単&素早く解決

錠剤の必要量の計算法

 

錠剤を分割する理由

動物病院で錠剤を処方する際には、分割して処方することがよくあります。
これは体格が大幅に異なる犬猫において適切な投薬を管理するために不可欠な作業の一つとなっています。

 錠剤を分割 ⇒ 適切な投与量の管理

 

錠剤は何錠必要?

当然、お薬を処方する際には合計で何錠の薬を使用するのか計算する必要があります。例えば、1/4錠のお薬を1日2回で21日間処方する時には、以下の式から必要な錠剤の合計を計算します。


合計必要数= 1/4×2×21= 10.5錠 となります。

 

処方するお薬が1種類だけで、短期間なら暗算できますが、何種類ものお薬を一度に処方する場合には、計算だけでも時間がかかってしまい、忙しい時には計算ミスが起こるリスクもあります💦
当然ですが、計算に時間がかかることは診療業務の負担となります。

 

錠剤を分割 ⇒ 計算ミスのリスク&時間がかかる

 

必要錠数を簡単に計算する方法

アプリを使えば投与量と投与期間を入力するだけで自動的に必要な錠剤数を計算できるので、忙しい時のミスの防止や時間の節約にも役立ちます。

獣医師だけではなく、動物看護士にとっても便利なツールといえます。

 

AniCulator ⇒ 計算ミスの防止&時間の節約

使い方

AniCulatorの「治療」から「必要錠剤数」を選択してください。

  • 1回の必要数を選びます。
  • 1日の投与回数を入力します。sid(1日1回)、bid(1日2回)などを選びます。
  • 投与期間(日)を入力します。
  • 計算ボタンをクリックすると画面の上段に計算結果が表示されます。

 

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(現在はiOSのみの配信です)

 

貧血の簡単な鑑別、犬猫のRPI計算

網状赤血球産生指数(RPI)の計算法

 

赤血球再生像と貧血の診断

貧血はペットの健康に深刻な影響を与える問題であり、多くの獣医師が直面する可能性があります。貧血の原因を特定し、適切な治療を行うためには何が必要でしょうか?

血液塗抹検査から赤血球の形態を調べたり、黄疸の有無や白血球・血小板の減少の有無を調べたり、確認することはたくさんあります。

でも、赤血球再生像は非常に重要な意味を持っています。赤血球再生像を調べることで貧血の種類を大きく2つに大別することができるので、鑑別検査や治療方針が大きく前進します。

再生性貧血:出血、溶血性貧血(免疫疾患、玉ねぎ中毒、寄生虫感染など)

非再生性貧血:鉄欠乏性貧血、エストロジェン過剰、骨髄性貧血など

網状赤血球産生指数(RPI)の計算法

赤血球の再生像を客観的に評価するためには網状赤血球産生指数(RPI)を計算します。これは網状赤血球という幼弱な赤血球(産まれたての赤血球)の数から赤血球再生の程度を評価するために利用されています。

この計算にはヘマトクリット値、赤血球数、網状赤血球数を用いて、以下の式から算出します。

犬RPI=[網状RBC(%)×PCV÷45]÷[(45-PCV)×0.05+1]

猫RPI=[網状RBC(%)×PCV÷37]÷[(37-PCV)×0.07+1]

ですが、ご覧の通り、とにかく計算が面倒くさいので、忙しい診療時間内に自分で計算することはできません。できれば誰かにやって欲しい計算の一つです。

 

RPIの簡単な計算法

AniCulatorはRPIを簡単に自動で計算できるため、臨床現場で直ぐに活用することが可能です。RPIを計算する手間と時間を省略し、最適な治療方針をサポートします。

 

使用方法

AniCulatorの「検査」から「RPI」を選択してください。

  • 犬か猫を選びます。
  • ヘマトクリット値を入力します。
  • 赤血球数を入力します(単位に注意)。
  • 網状赤血球数を入力します(単位に注意)。
  • 確定ボタンをクリック
    画面の上段に計算結果が表示されます。
  • 赤血球再生像の有無が自動判定されます。

 

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BSA計算の悩みを解消、体重から即計算

体表面積(BSA)の計算

 

体表面積とは

BSA(body surface area)は主に抗がん剤の使用量を決める際に不可欠な計算であり、犬猫の体重を用いて以下の式から算出します。

 

BSAの計算方法

この計算には指数を用いるため、通常の計算機ではBSAを算出できません。

抗がん剤の使用量を計算したいのにBSAが解らなくて、調べるのに時間がかかると投薬開始が遅れてしまい、診療にも大きな負担となります。

教科書では体重からBSAを計算した表が添付されていますが、いちいち本を開くのは面倒です。

 

BSAを簡単に計算する方法

 

使い方

AniCulatorの「その他」から「BSA」を選択してください。

  • 犬か猫を選択します。
  • 体重を入力します。
  • 確定ボタンをクリックすると画面の上段に計算結果が表示されます。

 

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犬猫の治療に革新をもたらす専用計算アプリ AniCulator

 

動物病院の抱える問題(計算業務)とは

動物病院に勤務する獣医師・動物看護士は日々、様々な計算業務に追われています。

  • 疾患の診断・判定:一部の血液検査や心エコー図検査の測定値は特殊な計算式に挿入することで、特定の疾患の診断・判定を行うことができます。特に、心機能評価では非常に重要な意義があります。
  • 治療薬の計算:体重が品種・個体ごとに大きく異なる犬猫において、注射薬や経口薬の適切な使用量を計算することは治療を行う上で不可欠な計算といえます。内服薬を処方する際には体重ごとにお薬の使用量を計算し、さらに何日分で合計何錠の錠剤を使用するのか計算しています。さらに、入院治療の際には注射薬の使用量や投与スピードを計算する必要があります。これらの計算ではミスは絶対に許されません。
  • 健康管理の計算:病気ではなくても成長期や高齢の犬猫にどれくらい食事を与えれば良いのか計算することができます。でも、ご質問を受けても、忙しくて計算することができません。

このように、動物病院では多様な計算業務に追われていますが、カルテが山積みの状態で、患者さんが長時間待っているのに、計算式がすぐにみつからない、通常の計算機では計算できない式があって計算が進まないなど、診療業務に関する問題が山積みです。

 

AniCulator(アニキュレーター)とは

そこで、多忙を極める動物病院の計算業務を支援することで、診療を効率化し、さらには計算ミスを減らし、飼い主様の待ち時間を減らしたいという思いから、一石三鳥のスマホアプリ(AniCulator)を開発しました。

AniCulatorは動物病院に勤務する獣医師・動物看護師が日々こなしている多様な計算業務を円滑に正確に計算し、日常業務を効率化するために設計されています。

臨床現場の効率化と正確性を高めるための強力なツールです。

ぜひ一度お試しください!

 

主な特徴

  • 多機能な計算ツール:注射薬の濃度計算、経口薬の投薬量の計算、栄養バランスの管理、心機能解析、百分比など、さまざまな計算が簡単に行えます。
  • ユーザーフレンドリーなインターフェース: 直感的な操作で、すぐに使い始めることができます。
  • 正確な結果: 計算結果の正確性を重視し、獣医療の専門知識に基づいた計算が可能です。
  • ポータビリティ: スマートフォンタブレットで簡単に持ち運びができ、どこでも利用できます。

 

アピールポイント

  • 時間と労力の節約:手作業での計算に比べて、迅速かつ正確な結果を得ることができます。
  • ミスの防止:自動計算機能により、人為的ミスを最小限に抑えることができます。
  • 待ち時間の短縮:素早く正確に計算することで、飼い主様の待ち時間を減らすことができます。
  • 専門知識の活用:獣医療の専門知識を活かした計算が可能で、より良い治療やケアが提供できます。
  • 動物看護士向けの機能も多数搭載:獣医師だけではなく、動物看護士の方のスキルアップも支援しています。

 

アプリの機能

健康管理

  • 人なら何歳:犬猫の年齢を人間の年齢に換算します。
  • 必要カロリー量:一日の必要エネルギーを計算します。
  • 適正フード量:1日に必要な食事量を計算します。
  • 生年月の逆算:今の年齢から生年月を逆算します。
  • その他:適正飲水量、消費カロリーなど

検査

  • 百分比:白血球分画を計算し、白血球以上の原因を評価します。
  • 網状赤血球産生指数(RPI):赤血球再生像を算出し、再生性・非再生性貧血を鑑別します。
  • LVIDDN:僧帽弁閉鎖不全症の犬の左心室拡大の有無を評価します。
  • PISA法:僧帽弁逆流量の複雑な計算が簡単に!
  • Volumetric法:僧帽弁逆流量の複雑な計算が簡単に‼
  • 標準化心室壁厚:犬の心室壁厚の肥厚を判定できます。
    など

治療

  • 錠剤総使用数から用量の逆算(内服中の錠剤の用量を計算)
  • 錠剤の合計必要数の計算(使用する錠剤の投与期間から必要数を計算)
  • 持続点滴薬の用量・調整法の計算
  • 注射薬の1回注射量
  • 点滴薬の投与量(脱水率から1hあたりの投与量、24hあたりの投与量を計算)
  • 必要輸血量の計算
  • など

 

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子猫・成猫の適切な食事量を簡単に計算しよう!

猫のエネルギー要求量の計算法

 

適切な食事量を決めるには

猫ちゃんにどれくらいご飯をあげればいいのか?

ご飯を与えすぎていないか、少なすぎないか、などの不安を抱えている方はきっと多いと思います。

適切な食事量はエネルギー要求量から求めることができますが、これは体重、年齢、性別などから算出します。

具体的には体重から安静時エネルギー要求量(RER)を求め、これにライフステージ係数をかけて1日当たりのエネルギー要求量(DER)を算出します。

エネルギー要求量の計算法

といっても、この計算には指数やライフステージ係数を用いるため、簡単にはDERを算出できず、食事量をなんとなーく決めてしまっていませんか?

 

エネルギー要求量を簡単に計算する方法

 獣医師だけではなく、動物看護士にとっても便利なツールとなっています。

 

使い方

AniCulatorの「健康管理」から「必要カロリー量」を選択してください。

  • 猫を選択します。
  • 年齢を選択します。
  • 体重(kg)を入力します。
  • 確定ボタンをクリックすると画面の上段に計算結果が表示されます。

 

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犬猫の年齢を人間の年齢に換算する方法

犬猫の年齢を人間年齢で知ろう! 

 

 

人なら何歳?

犬猫の年齢を人間に換算すると何歳ですか?
これは動物病院に勤務していると必ず聞かれる質問の一つです。

ワンちゃん、猫ちゃんの年齢を人に置き換えることで、自身の年齢や人の平均寿命と照らし合わせて健康について考えられますね。

 

換算の計算式

犬猫の年齢を人間の年齢に換算する方法は環境省が公表している「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」に示されています。

でも、計算式は覚えにくいし、計算機を使ってすぐに計算できないので、何となくウヤムヤにしていませんか?

 

年齢換算の簡単な方法

獣医師だけではなく、動物看護士にとっても便利なツールとなっています。

 

使い方

AniCulatorの「健康管理」から「人なら何歳」を選択してください。

  • 大型犬、小型犬、猫を選択します。
  • 実際の年齢を入力します。
  • 確定ボタンをクリックすると画面の上段に計算結果が表示されます。

 

AniCulatorはこちらからインストールできます。
(現在はiOSのみの配信です)

 

 

子犬・成犬の適切な食事量を簡単に計算しよう!

犬のエネルギー要求量の計算法

 

適切な食事量を決めるには

ワンちゃんにどれくらいご飯をあげればいいのか?

ご飯を与えすぎていないか、少なすぎないか、などの不安を抱えている方はきっと多いと思います。

適切な食事量はエネルギー要求量から求めることができますが、これは体重、年齢、性別などから算出します。

具体的には体重から安静時エネルギー要求量(RER)を求め、これにライフステージ係数をかけて1日当たりのエネルギー要求量(DER)を算出します。

エネルギー要求量の計算法

といっても、この計算には指数やライフステージ係数を用いるため、簡単にはDERを算出できず、食事量をなんとなーく決めてしまっていませんか?

 

エネルギー要求量を簡単に計算する方法

 獣医師だけではなく、動物看護士にとっても便利なツールとなっています。

 

使い方

AniCulatorの「健康管理」から「必要カロリー量」を選択してください。

  • 犬を選択します。
  • 年齢を選択します。
  • 体重(kg)を入力します。
  • 確定ボタンをクリックすると画面の上段に計算結果が表示されます。

 

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